肩関節脱臼は、パターンがいくつかあります。
1、前方脱臼(烏口下脱臼、鎖骨下脱臼)
2、後方脱臼(肩峰下脱臼、棘下脱臼)
3、下方脱臼(腋窩脱臼、関節下脱臼)
4、上方脱臼(烏口突起上脱臼)
5、反復性肩関節脱臼
この中で1番多い脱臼は前方脱臼です。
脱臼の症状としましては、弾発性固定と言い、ある程度は動くが力を緩めると戻ってしまう症状が出ます。また、骨折が併発することもあるので、レントゲン検査は行なった事が良いと思います。
当院では、整形外科受診後の後療を担当するのですが、初回脱臼の方は特に固定期間を守って固定をしていきます。初回の時は、本当にしっかり施術を行わないと反復性に移行してしまいます。また、反復性に移行してしまっている場合は、リハビリを行うのか観血療法(整形外科にて)を行うのかを相談していく必要があります。