寝違え

スポーツをやられていない方でもなりうるケガの1つ「寝違え」。1括りになっていますが、頚椎関節を痛める場合、筋肉を痛める場合、両方とも痛める場合があります。

多くの方が放っておく場合が多いですが、放っておくと関節の可動域の制限が見られ、背部痛や緊張型頭痛など、他の部位への影響がある場合があります。

応急処置としては首にタオルを巻き、頚部の動きを制限する事がオススメです!

普段から肩こりの症状がある方は寝違えやすいので、普段から肩甲骨回しなど行うといいと思います。

当院での治し方

まず、初めに行うことはどこから痛みが発生していて、何が原因で起こったのか?を見極めます。患者さん達の寝違えの方の体の状態を見てみると、脊椎と言われる部分の硬さが気になります。いわゆる背中が硬い状態。背中の動きが制限され、より頚部の関節に負担をかけている場合が多いです。

また、筋肉の痛みなのか?関節の痛みなのか?施術方法もだいぶ変わってきます。関節に炎症が出てしまっている場合、安易に筋肉を解してしまうと首がすわらない状態になることもあり注意が必要です。

炎症を沈静化させ、落ち着いてから頚部の動きを出していくように、段階を踏んでいく事が必要です。

中には関節に対してアプローチした場合、その場で痛みが取れる事もありますが、治ったわけではなく、痛みが落ち着いている状態で患部自体は治癒していませんので、しばらくは安静が望ましいです。